2011年4月4日

【社団法人 国際経済政策調査会 第68回 「加速器科学研究会」のお知らせ】


各  位

社団法人 国際経済政策調査会
理事長  岡崎 久彦


社団法人 国際経済政策調査会 第68回 「加速器科学研究会」のお知らせ


 未曾有の巨大地震によって非常に多くの方々が亡くなられました。ご冥福をお祈りしますとともに、被災地の皆様、ご関係の方々に心からお見舞い申し上げます。福島原発問題の早期収束、日本の一日も早い復興を願っております。
 新年度初めての加速器科学研究会は加速器技術をベースにした「がん治療」についてお話を伺います。
 加速器技術を応用したがん治療にはX線、陽子線、重粒子線の3つの選択肢があります。このほか、放射線療法として、日本では、原子炉から生成する中性子を用いたホウ素中性子捕捉療法(BNCT)が注目を集めて実績を重ねつつあります。近年は病院への普及をはかるため原子炉でなく小型加速器により生成される中性子を用いる研究が盛んになってきました。
 高エネルギー加速器研究機構(KEK)の吉岡正和特任教授もBNCTに取り組んでおられます。その内容について、脳外科の権威で研究代表者でもある筑波大学大学院の松村明教授に紹介していただきます。成功すれば、浸潤性がんや再発がんに対しても有効な療法として大きな朗報になります。わが国がこのようなハイテク分野で世界をリードしていくことは震災や原発事故から復興を図るうえでも重要なことと思われます。
 松村教授は筑波大学医学専門学群卒。脳腫瘍、脊椎・脊髄外科がご専門で、日本脳神経外科学会専門医、日本脊髄外科学会認定医、日本脳卒中学会専門医、日本頭痛学会専門医、日本がん治療認定医として活躍されている大変に多忙な方です。せっかくの機会ですので、多くの方々のご出席をお待ちしております。


敬具





日  時: 平成23年4月28日(木) 14:00 ~ 16:00

場  所: 日本自転車会館 2号館 802号室

      港区赤坂 1-9-15 (TEL 03-3585-5455)

講 師 と 演 題:
   筑波大学大学院教授(脳神経外科) 、筑波大学附属病院副病院長
   医学博士 松村 明氏
   「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)によるがん治療」

コーディネータ: 高エネルギー加速器研究機構 特任教授 吉岡 正和氏


なお、ご出欠の趣を4月22日(金)までに、Fax(03-6277-7467)にてご連絡ください。代理の方、複数名のご出席も歓迎いたします。


以 上



※ 別紙 案内状 をご覧いただき、何卒、日程お繰り合わせの上、ご出席賜りますようお願い申し上げます。